プリズンブレイク ファイナルシーズン

今更・・・と思われるかもしれないが、
民放系で放送されていた『プリズンブレイク ファイナルシーズン』を遂に終了した。

私はレンタル店などあまり利用しないので、全て民放で見ていたのだが、
ラストはまさかの「主人公が亡くなる」エンディング。

ストーリー展開から鑑みれば、それほど「まさか」ではないのだが、
アメリカ作品」でこのように「主人公が死ぬ」脚本はかなり珍しい。
特に最近は増えつつあるが、それには実は背景があったりする。

9.11テロ。
それまでのアメリカでは、「愛国心」、「世界のトップリーダー」、「アメリカブランド」、
そういった文化や風潮が色濃く、「アメリカこそ世界を牽引する存在だ」。
国民だけでなく、外国の人間もそう思って疑わなかっただろう。

それら、アメリカへの期待や信頼が、
あの9.11テロで見事に打ち破られ、失墜していった。

その結果とは言い切れないが、
自国の文化を回顧すると同時に、海外メディアや文化を受け入れることに寛大になっていった。

その結果の一つが、
ドラゴンボールの実写化などの、日本のアニメ文化ではないだろうか。

そういった背景があり、
国内作品でも、「主人公が死ぬなんておかしい!」、「ハッピーエンドじゃなきゃありえない」といった、
風潮も序々に変わりつつある・・・ということだろうか。

■日テレ公式サイト プリズンブレイク ファイナルシーズン
http://www.ntv.co.jp/pre/pb/