逆境から時代のトップリーダーとなったApple
アップル、HTML5の機能を紹介するWebサイトを開設
米国Appleは自社のWebサイト内に、次世代Web標準「HTML5」の機能などをアピールするページを開設した。
このページの「HTML5 Showcase」セクションでは、ビデオやオーディオの再生、タイポグラフィ、画像操作、“VR”パノラマ、視点を360°変えられるプレゼンテーションという、計7種類のHTML5デモが提供されている。
ただしこのページのHTML5デモは、AppleのWebブラウザ「Safari」最新版でのみ試用することができる。Safari以外のブラウザ(WebKitベースのブラウザを含む)でデモを試そうとしても、Safariをダウンロードするように促されるだけだ。
今回、AppleがHTML5の多彩な機能をアピールしたのは、自社のモバイル・デバイスでFlashをサポートしないという同社の方針に対する批判を抑えることを、露骨にではないものの、明確に狙ったものだ。同社CEOのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏による公開書簡、「Thoughts on Flash(Flashについての考察)」へのリンクも掲載されている。