人々の半生の中で、優秀な経営者と出会える確率は考えてみればそれほど、大きくはないと思う。
私は以前、年商500億円企業に勤めていたが、その組織のトップの話。
彼は角界では有名過ぎるほどの大物。
創業当時、
新宿界隈で若干PINKな業態の店をOPENした。
集客を図ろうと思った彼は、
「店舗の看板を出したい!!」と思い、
雑居ビルの管理会社との交渉をもった。
彼はこう切り出した。
社長:
「ウチの店の看板を大々的に出したいんです。
9階〜1階までドデカイヤツを!」
管理会社:
「いやぁ〜○○さん、
それはいくらなんでも・・・」
社長:
「えっ!?そうですか・・・
じゃあ、8フロアはだめですか?」
管理会社:
「お宅の店が店なだけにね〜」
社長:
「それでは・・・7フロア!」
「それでは・・・6フロア!」
「それでは・・・5フロア!」
最終的に得られた結果は、
"1フロア分"の看板掲示の許可。
「何が言いたいのか」は、
色々とあれこれ考えてみて欲しい。
それがあなたの答えだろう。
営業に精通した有識ある人間にとっては、
『営業の鉄則』と言われれば、そうなのかもしれない。
ただ、聞かされた後に「当たり前だよ」と言うのは簡単である。
良いものは良いものとして、素直に受け止めたい。
そんなエピソ−ド。